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堀井英男 [ほりい・ひでお] (1934〜1994)
Hideo Horii
1934年茨城県潮来町に生まれる。東京芸術大学を卒業後、しばらく油絵を発表していたが、独学で銅版画を始める。その銅版画を1967年に日本版画協会展にはじめて出品して初入選、しかもグランプリ(協会賞)受賞。その後、海外における国際版画展や東京国際版画ビエンナーレ展に招待出品し、活躍する。1991年には創形美術学校の校長に就任。教育者としてもたくさんの版画家たちを育てる。
銅版画はもともとモノクロームの線描画を表現する技術として発達したもので、芸術としての創作的な色彩の銅版画は今日まであまり多くの例をみなかった。近年になって池田満寿夫がこの色彩銅版画を駆使して一躍、国際的な脚光を浴びた。堀井英男は天性の色彩感覚で、2版で3〜4色というきわめて制約されたなかで驚くべき絵画性豊かな色彩銅版画を創作した。現代人のおかれた社会的状況を幻想風な色と形で象徴的に表現する。
没後の調査によると自画、自刻、自刷であったため、詩画集と数点の作品以外のほとんどは10枚以内のわずかな枚数しか刷られていなかった
虚構の部屋
<エッセイ>
〈 画集 〉
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「虚構の部屋」
<本人著述>
<評論>