日和崎尊夫の木口木版画
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日和崎尊夫 [ひわざき・たかお] (1941〜1992)
Takao Hiwazaki
1941年高知県に生まれる。木口木版画は西洋で発達したもので、日本では二、三の版画家しかみることはなかった。20代初め、衰退していたこの技法に着目し、独学で習得する。2年後には日本画協会展で新人賞を受賞して注目される。以後、この技法で精力的に創作活動を行い、フィレンツェ際版画ビエンナーレ展での金賞を初めとして数々の賞を受賞する。
日和崎尊夫は自らのメッセージを伝える素材として木口木版画の技法を発見し、これを芸術として蘇生させた。生まれ育った故郷の高知で生育した椿の木、百年以上も年輪が刻まれた木口を手でさすりながら、闇の中から光を求めるがごとく、深淵なる小宇宙を生涯彫りつづけた。
1967年、再び高知から上京した時からこの版画家との交際が始まり、このコレクションのほとんどは二十数年の間に本人から直接手渡されて形成された。
<エッセイ>
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特選 KALPA
<本人著述>