1941年 | 昭和16年 | 0歳 | 7月31日、高知市に生まれる。刀匠の父石川辻英と母幸子の長男。 |
1959年 | 昭和34年 | 18歳 | 高知県立西高等学校を卒業。 武蔵野美術学校第二本科西洋画(夜間部)に入学。 |
1962年 | 昭和37年 | 21歳 | 武蔵野美術学校第二本科西洋画(夜間部)卒業。 |
1963年 | 昭和38年 | 22歳 | 日本美術家連盟版画工房で畦地梅太郎の講習会を受講。色彩板目木版画を始める。 |
1964年 | 昭和39年 | 23歳 | 家業手伝いのため帰郷。この頃、恩地孝四郎著の『日本の現代版画』を読み、啓発を受け、木口木版画に関心を持ち、以来木口木版画の制作に専念する。 イギリスの詩人ディラン・トマスの翻訳詩集を読み、啓示を受ける。 第18回高知県展新人賞山脇賞を受賞する。 |
1965年 | 昭和40年 | 24歳 | 第19回高知県展褒状受賞する。 |
1966年 | 昭和41年 | 25歳 | 第34回日本版画協会展で新人賞を受賞する。 第20回高知県展洋画部門で特選賞を受賞する。 詩画集『星と舟の唄』(詩・坂本稔)を刊行する。 |
1967年 | 昭和42年 | 26歳 | 第34回日本版画協会展で版画協会賞を受賞する。 |
1968年 | 昭和43年 | 27歳 | 強度のノイローゼ状態に陥り、すがるように読んだ『老子』『法華教』からKALPA (カルパ・却)の世界観に開眼する。 10月に上京する。 第2回国際版画ビエンナーレ展(イタリア)に入選する。 第8回毎日現代日本美術展に出品。 第6回東京国際版画ビエンナーレ展に出品。 |
1969年 | 昭和44年 | 28歳 | 日本版画協会会員となる。 第14回CWAJ主催「日本の若い作家展」で佳作賞を受賞する。 第2回フィレンツェ国際版画ビエンナーレで金賞を受賞する。 百点の現代版画展で受賞する。 木口木版画集『ピエロの見た夢』を刊行する。 |
1970年 | 昭和45年 | 29歳 | 美術出版社ロビーで個展。 第7回東京国際版画ビエンナーレ展に出品。 木口木版画集『薔薇刑』(美術出版社。版画友の会)を刊行する。 |
1971年 | 昭和46年 | 30歳 | 日本美術家連盟版画工房の講師となる。 第2回ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ展に出品。 現代の幻想絵画展(朝日新聞社主催)に出品。 詩画集『卵』<詩・島岡晨> (シロタ画廊刊)。同画廊で個展。 |
1972年 | 昭和47年 | 31歳 | 第8回東京国際版画ビエンナーレ展に出品。 |
1973年 | 昭和48年 | 32歳 | 朝日新聞『新動物誌』欄に挿絵を毎日(9月17日〜12月13日)50回連載する。 第2回スペイン国際版画ビエンナーレ展に出品。 第10回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展に出品。 |
1974年 | 昭和49年 | 33歳 | 文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。 スペイン、モロッコ、オランダ、ドイツ、ギリシャ、イタリアなどの各地を回る。 現代版画の展望日本の28人展(銀座・松屋大催事場)に出品。 |
1975年 | 昭和50年 | 34歳 | 文化庁派遣芸術家在外研修員のパリ滞在終了。12月25日パリ発つ。 |
1976年 | 昭和51年 | 35歳 | 現代版画の状況展(札幌・松坂屋)に出品。 木口木版画集『海想譜』を刊行する。 |
1977年 | 昭和52年 | 36歳 | 「鑿の会」を結成。第1回展を京橋のパシフイックアートギャラリーで開催。 |
1978年 | 昭和53年 | 37歳 | 年末、スペイン旅行。ガウディーの建築を見る。 |
1979年 | 昭和54年 | 38歳 | 第6回ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ展に出品。 |
1980年 | 昭和55年 | 39歳 | 木口木版画集『FURESIMA』を刊行する。 現代版画の一断面展(東京都美術館)に出品する。 日本の現代版画パリ展(エスパース・カルダン)に出品。 「鑿の会」第二回発表展に出品する。 |
1981年 | 昭和56年 | 40歳 | カナダ、アメリカを旅行。 「鑿の会」第三回発表展に出品する。 |
1982年 | 昭和57年 | 41歳 | アトリエ「白椿荘」を建てる。 詩画集『緑の導火線』を刊行する。 同刊行記念展を銀座・川上画廊で開催。 |
1984年 | 昭和59年 | 43歳 | 版画の今日展(埼玉県立近代美術館)に出品。 |
1985年 | 昭和60年 | 44歳 | 現代版画の軌跡展(福島県立美術館)に出品。 |
1986年 | 昭和61年 | 45歳 | 現代版画の表現と技法(練馬区立美術館)に出品。 |
1987年 | 昭和62年 | 46歳 | 版画の表現と技法展(町田市立国際版画美術館)に出品。 |
1990年 | 平成 2年 | 49歳 | 高知国際版画トリエンナーレ展の創設に尽力する。 版画表現500年展(町田市立国際版画美術館)に出品する。 |
1991年 | 平成 3年 | 50歳 | 第5回山口源賞を受賞する。 第5t回山口源賞受賞記念展(沼津市文化センター)が開催される。 食道癌のため高知・中央病院に入院。 |
1992年 | 平成 4年 | 食道癌のため図南病院で死去。享年50歳。 |
日和崎尊夫の画歴
魚津章夫編