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島喜平木版画 「不動明王」

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不動明王

  仏像版画制作の最初に、不動様を版化の対象にしたのは、奈良・不退寺で拝んだ不動明王を主座とする五大明王の、忿怒の形相、その動的な姿態、背に負う火焔のうづまき等が、版化の興味をそそったためであるが、子供のころから耳にしていた「おふどうさま」になんとはなしに親近を感じていたことも、一つの因であった。更には不動信仰が現在も人々のくらしの中にいきずいているという実情にもかかわりがあったと思う。
 元来、不動明王は大日如来の化身で、仏法護持の使徒であるという。その背後の火焔に、慈悲の徳相をあらわし、忿怒の形相は悪魔退散の意図を語る。右手の利剣は、三毒(貪欲・ぐち・いかり)断ち、左の羂索はいかなる法敵も説破せねば決意をしめすといわれる。いわば不動様は、私たち凡夫が一切の煩悩を消除して、法界に参入できるための案内役をいる。したがって、不動信仰の本来の真理は理想の人間像を希求するという現代にも通用するきわめて高邁な理念を含んでいるのである。(1966年『形成』4月号)


◎ これらの作品は2006年10月に東京の或る個人コレクションに収蔵されました。