八重洲ブックセンターで私の企画した六つの展覧会
「世界的銅版画の巨匠 長谷川潔展」
会期 1988年9月12日(月)〜24日(土)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 八重洲ブックセンター
協力 プリントアートセンター/長谷川仁
八重洲ブックセンターが創業10周年記念行事として開催。この展覧会は私の仕事を支援して下さっていたS氏の所蔵品のなかから代表作40点を選び、それを中核として、それに加えて遺族から、秘蔵されていた長谷川潔の渡仏前の未公開作品や、豪華限定の版画集、文学雑誌の装丁・装画、単行本の装丁・装画や貴重な資料などを展示。きわめて充実した内容の展覧会。
堀井英男全版画作品集刊行記念
堀井英男展 <新作銅版画とドローイング>
会期 1989年10月25日(水)〜11月7日(火)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 プリントアートセンター
デビューの最初の個展から、作品発表のほとんどは私がプロデュースしてきた銅版画家。約30年の画業を総括する意味で画集としてまとめておきたいという堀井さんの要望で、その編集作業を私にお任せして下さった。その画集の刊行記念展。まだ回顧展にしたくないということで、新作の銅版画14点とドローイング12点を発表。
前田常作の版画 「マンダラの光」展
会期 1992年1月8日(水)〜1月18日(土)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 プリントアートセンター
前田常作さんはパリ留学中や、それ以前にも数点の版画を制作されていましたが、本格的に熱心に版画の制作をなさったのは、私と出会い、私が強くおすすめした1970年以降である。1972年に私が発行していた『Print Art』誌のために制作していただいた「人間波動粒子」という作品がきっかけをつくり、その後、つぎつぎと制作がなされ100点以上にもなった。そこで版画歴20年を記念して代表作40点を選び展示した。また、この私のために版画としては大作の「観想マンダラ 日月光」を制作していただいた。
画集「四季の詩」刊行記念展
内田正泰展
会期 1994年1月31日(月)〜11月5日(土)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 プリントアートセンター
内田正泰さんは純正な版画家ではありませんが、原画となる「はり絵」の作品はすばらしく、その「はり絵」の生々しい質感と色彩の見事さをぜひたくさんの人たちに見ていただきたいと企画した展覧会。私がある出版社に強力におすすめして実現した『四季の詩 内田正泰画集』の刊行記念展。
追悼 堀井英男展
<最後のドローイングと版画>
会期 1996年1月27日(土)〜2月3日(土)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 プリントアートセンター
堀井英男さんは先の「堀井英男全版画作品集」の刊行記念展からしばらくして肺がんに冒されていることが発覚して、手術、闘病、入退院、そして1994年に亡くなられた。アトリエには闘病中に精魂を傾けて描かれたものも含めて200点近くものドローイングの作品がひっそりと遺されていた。そのなかから約40点を選定して、一周忌を期して「追悼 堀井英男展」を開催した。
幽艶 小林ドンゲの世界展
<3つの版画集・挿画本・銅版画代表作>
会期 1997年1月25日(土)〜2月1日(土)
会場 八重洲ブックセンター5階特設会場
主催 プリントアートセンター
小林ドンゲさんとは1968年に個展のお手伝いをすることから始まり、30年近くおつきあいさせていただき、その間、画業の中核をなす銅版画集『雨月物語』『ポーに捧ぐ』『火の処女 サロメ』は、いずれも、私が協力し、あるいはプロデュースし、また刊行したものです。この三つの版画集の作品を中心に、近年の代表作を展示し、豪華限定本の挿画やエクスリブリスなどドンゲさんのすべてをお見せした展覧会。
世界的銅版画の巨匠 長谷川潔展 出品目録 |
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堀井英男全版画作品集刊行記念 堀井英男展 案内パンフレット |
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前田常作の版画「マンダラの光」展 案内パンフレット兼ポスター |
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画集「四季の詩」刊行記念 内田正泰展 案内はがき |
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画集「四季の詩」刊行記念 内田正泰展 案内はがき |
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追悼 堀井英男展 図録 |
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追悼 堀井英男展 案内状 |
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幽艶 小林ドンゲの世界展 案内はがき |
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幽艶 小林ドンゲの世界展 案内はがき |
出品目録・案内状・はがき